最強鋳物ホーロー鍋は?ストウブ、ル・クルーゼ、シャスール、バーミキュラは育ちが違う!

鋳物ホーロー鍋って機能的にとーっても優れています。鉄の耐久性とガラスの耐化学性を備えた最強の鍋なんですよね。

で、鋳物ホーロー鍋といえばこの4ブランド。ストウブ、ル・クルーゼ、シャスール、バーミキュラ。このブランドのなかでどれが最強なんでしょう?迷いますよね。

ってことで、これからこの4ブランドの製品を5回にわたって徹底比較して最強の中の最強を決定しちゃいます。ここでは、第1回目として、4つのブランドと4つの製品を紹介します。

~本日のお品書き~ 1. それぞれのブランドの生い立ちと特徴のご紹介
2. ストウブ / STAUB
3. ル・クルーゼ / LE CREUSET
4. シャスール / CHASSEUR
5. バーミキュラ / VERMICULAR
6. それぞれのブランドの代表選手と特徴のご紹介
7. ストウブのピコココットラウンド
8. ル・クルーゼのココット・ロンド
9. シャスールのラウンドキャセロール
10. バーミキュラのオーブンポットラウンド


(関連記事のご紹介)ストウブ、ル・クルーゼ、シャスール、バーミキュラの徹底比較を5回にわたって説明してます。

第1回:4つのブランドは育ちが違う!←イマココ!
第2回:見た目から製造工程まで23項目徹底比較だ!
第3回:調理方法10番勝負!
第4回:対応熱源10番勝負!
第5回:サイズ・容量・重量・価格を徹底比較!

(参考記事のご紹介)
STAUBを激安で購入するおすすめのショップと方法・・・あるます
ココットロンド、賢く買うならこのお店がおすすめです♪



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1. それぞれのブランドの生い立ちと特徴のご紹介

最強の鋳物ホーロー鍋を選ぶためには、製品もさることながらそれぞれの「ブランド」自体を理解しておいたほうがいいですよね。ブランドを知ることは製品への愛着を沸かせるための近道です。

ということで、まずは、ストウブ、ル・クルーゼ、シャスール、バーミキュラのそれぞれのブランドについてお勉強して知識を深めてみましょう!

2. ストウブ / STAUB

ストウブは鋳物ホーロー鍋で超有名ブランドなんですが、その創業は1974年と意外に若いんです。しかも、3人のシェフが開発したということで、他の3ブランドとは違って「鋳物」という技術から生まれたブランドじゃないんです。

ただし、ルクとシャスールの製品を徹底的に研究して開発されたピコ・ココット・ラウンドはまたたくまにユーザを広げて、今や50か国以上で使われています。しかも、おひざ元のフランスではプロの料理人(シェフ)の7割はストウブだそうです。本場フランス三ツ星レストランなど本物志向のシェフに愛されているブランドなんですよねー。

ちなみに、2014年7月現在は、このストウブはツヴィリングの傘下に入っています。料理道具の世界もM&Aって結構激しいんですよねぇ。

3. ル・クルーゼ / LE CREUSET

ル・クルーゼは鋳物ホーロー鍋の超老舗かつ超有名ブランドですね。1925年の創業以来、このココット・ロンドばっかり作り続けて、そのユーザーは全世界60か国で愛用されています(←まぢです)。

ちなみに、1990年代には「鍋だけじゃなくね?」ってことで多角化を進めてきて、食器やフライパンやワイン関連の製品展開でファンを広げているんですよ。

ルクのトレードカラーはこのオレンジ色で、これ以外にも元気になっちゃうビタミンカラーのお鍋など、明るい色使いで主婦の皆様のハートをわしづかみです。美しい色とデザインがキッチンをおしゃれに演出できちゃうので、そのままテーブルウェアとしても使っちゃいましょう!

4. シャスール / CHASSEUR

シャスールは、ルクとほぼ同じ1924年の創業で、それはそれは超老舗ブランドです。個性的で美しいカラーと丁寧な仕上げが特徴で、手作りで仕上げの本格的な鋳物ホーローブランドですよねー。

シャスールを作っている会社は、INVICTA(アンヴィクタ)社という「薪ストーブ」を作っている会社で本業はストーブ屋さんなんです。ただ、次のバーミキュラと似てますが、このストーブに使う鋳物の技術を生かしてお鍋を開発し、自社生産・フランス生産にこだわって高いホーロー技術をつけてきた歴史があります。

5. バーミキュラ / VERMICULAR

最後は、わがニッポンが誇る鋳物ホーロー鍋のバーミキュラです。はい、Mada in Japan。愛知トビーという会社が作ってます。この愛知トビー、もともとは下請けで鋳物や精密部品を作っていた会社です。そんな会社が事業拡大のために開発したのがこの「バーミキュラ」という鋳物ホーロー鍋。2010年に発売されたバーミキュラは、それはそれは飛ぶように売れて(日本で)、で、生産能力が足らなくて予約5か月待ち(涙)。

他の3ブランドと比べてまだまだ知名度も低くて成長過程な感じがしちゃいますが、ストウブ同様に後から参入しただけあってそのスペックは他ブランドと並ぶ、いや、それ以上の実力を持っています!

6. それぞれのブランドの代表選手と特徴をご紹介

鋳物ホーロー鍋は、すべてに共通していえる特徴がありますね。簡単にいうとこの3つです。

なんでも作れる万能選手
あたりまえですが、なんでもできます。煮る、焼く、蒸す、揚げる、炊く、沸かす、茹でる、燻製、無水調理全部できます(一部、ものによります)。簡単に言っちゃうと、そのへんの専用鍋(すき焼き鍋とか、タジン鍋とか)をいろいろ揃えるより、鋳物ホーロー鍋一本でいいんじゃね?ってことになっちゃうんですよねー。

素材おいしくする魔術師
鉄の熱伝導率がとても高く、また、熱容量(鍋が熱をためる力)が高いので、鍋全体が温まってから素材に熱を伝えます。どゆことか?ペラペラのフライパンみたいに素材を局部的に加熱することがないんです。お鍋全体から、お鍋に貯めた熱を、素材に対して全体にムラなく熱を伝えることができるんです。

お財布にやさし杉
弱火でじゅうぶん調理出来ますので強火にする必要はありません。とても経済的です。っていうか、鋳物ホーロー鍋、強火は厳禁ですよー(焦げ付きますw)。加えて、厚い鋳鉄で保温性(っていうか蓄熱性)が高いため、火を止めてからも余熱で調理できます。食卓に出しても鍋が温かさを長く保てるんです。ま、鍋自体はとっても高いんですが(笑)。

ただし、これだけだったら4ブランドで差が出てこない。これ以上の違いや特徴があるから迷っちゃうんですよねー。

ってことで、4ブランドの紹介に続きまして、次はこの4ブランドの代表製品とその特徴を紹介します。最強の鋳物ホーロー鍋の勝負させるためにノミネートさせていただいたのはこちらの4製品です。

ストウブからはピコココットラウンド、ル・クルーゼからはココット・ロンド、シャスールからはラウンドキャセロール、バーミキュラからはオーブンポットラウンド。

この4製品はどの鍋も定番中の定番で、鋳物ホーロー鍋をお持ちの方はこの中のどれかの製品を購入してらっしゃいますよね。説明不要かもしれませんが・・・ま、それぞれの特徴の概要をご紹介しておきます。

7. ストウブのピコココットラウンド

素材の味を逃がさない
フタの裏側のピコ(突起)により旨味を含んだ蒸気を自動的に鍋の中で循環させます。なによりも厚みのある重たい鋳鉄の蓋が蒸気を逃がさず、また、熱容量が他の鍋と比較して格段に高いので、鍋の熱が逃げにくく風味やビタミンも逃さないんですよ。

フタをしたままオーブンにも使えます
ストウブのフタは耐熱性にも優れています。ルクやシャスールと違ってつまみが金属製。黒系の色の鍋には金色の真鍮製のつまみ、カラー系の色の鍋には銀のニッケル製つまみが利用されていて、蓋をしたまま高温のオーブン調理に耐えられます。ビバ耐熱性!

ザラザラの表面で焦げ付きにくい
鍋の内側はストウブ独自の黒マットエマイユ加工。これはストウブ独自の内側の表面処理。従来のクリーム色のつるつるのホーロー加工とは異なり、鋳物の肌のようなザラザラの表面加工をしているので、細かい脂の粒子が鋳鉄になじみ焦げ付きを防ぎます。ま、簡単にいうと、素材と鍋の接触面積がとっても小さいってことです。

再利用鉄、つかいません
ストウブの調理工程で大切にしているのが原材料。もとになる鋳物の原料には再利用鉄を使用してません。おまけに、内側・外側で3重のホーローがけが施され、職人の手で1つ1つ丁寧に仕上げられています。



8. ル・クルーゼのココット・ロンド

料理が冷めにくいポットカバー
保温性に優れているので、料理が冷めにくく、温かいまま召し上がれます。ルクはそのためにわざわざ「ポットカバー」なるアクセサリも販売しているんですよ。新聞紙やタオルで鍋を包むんじゃなくて、カバーまでルクって、、、こゆところがルクのいいところですね!

臭いがつかない
内側は、ザ・ホーローのつるつるのガラス質の表面処理です(ルクはエナメル質)。これ、耐化学性が強いです。どゆことか?ホーローのレモンやワインなどの酸味にも強く、繰り返し使用しても臭いが染みつくことがありません。ジャムを作るときにときどき「ホーロー鍋」指定されてたりしますよね。あれ、酸に鍋が負けないために、このガラス質の耐化学性を指定しているってことです(ガラス鍋でもいいですぉ)。

美しいデザイン
ルクのいいところはやっぱりその色とデザインなんですよねー。ストウブと違って色展開も多く、また、ビタミンカラーに代表される明るい色使いがたまらんです。これ、キッチンだけで使うのもったいないですよね。ってことで、そのままテーブルウェアとして使いましょう!保温性も抜群なのでw。



9. シャスールのラウンドキャセロール

美しすぎるパステルカラー
シャスールの魅力は何といってもこのやさしいパステルカラーですね。特にピンクが有名です(黒も色展開ありますけどね)。このピンク色出すためには「金」を使わないとできないんです(高いw)。で、ストウブのように内側が黒だったりすると料理映えしませんが、シャスールは違います。なんといってもお料理が映える色なんですよねー。パステルカラーって料理で作ろうとすると結構難しいですから、料理と鍋で色争いにならないんですよね!ってことで、やっぱりこちらも食卓にそのままサーブしたくなるお鍋ですね。

素材の味を逃がさない
フタの重さがふきこぼれを防ぎ、またフタ裏のラインが食材からあがってくる蒸気をバランスよく水滴にして食材に戻すので、おいしさを逃さずに調理できます。ストウブ同様に熱容量が他の鍋と比較して格段に高いので、鍋の熱が逃げにくく風味やビタミンも逃さないんですよ。





10. バーミキュラのオーブンポットラウンド

なんといってもフタ
バーミキュラは後から参入しただけあって、とっても研究されてます。他社に勝つために考え出した3つのマストアイテムがあるんです。その1つがフタ。この重たいフタこそが無水調理のための1つめのマストアイテム。フタについては、他社はつまみだけですが、バーミキュラだけつまみも取っ手もあるんですよ!

なんといっても密閉性
次に必要なマストアイテムが、鍋とフタの接合部。密閉性を高めようとすると、蓋をかぶせただけじゃ無理なんですよね。バーミキュラはの鍋とフタはテーパー状にはまるようになっていて、その表面粗さ加工は1000分の1ミリだとか。平らなものですら難しいのに、円形でテーパーでこの加工、やり杉w。

底面のリブ加工
バーミキュラの底って、グリルパンのように凸凹があるんです。ストウブのエマイユ加工どころじゃなくて、鋳物そのものを作る段階で凹凸の型を転写してます。なぜか?ま、理由は簡単で、素材と鍋の接触面積を小さくすることで焦げ付きを防ぐってことです。ただ、これ、焦げ付き防止目的というよりも加熱方法そのものに対する哲学なんです。素材に底から熱を伝えるんじゃなくて、対流熱(水や空気や水蒸気)と、輻射熱(鍋全体から素材への)で加熱してあげたい、っていう思い。熱い。アツ杉w。



よろしければ関連記事も読んでいただけると嬉しいです。ストウブ、ル・クルーゼ、シャスール、バーミキュラの徹底比較を5回にわたって説明してます。

第1回:4つのブランドは育ちが違う!←イマココ!
第2回:見た目から製造工程まで23項目徹底比較だ!←次ココ!
第3回:調理方法10番勝負!
第4回:対応熱源10番勝負!
第5回:サイズ・容量・重量・価格を徹底比較!

(参考記事のご紹介)
STAUBを激安で購入するおすすめのショップと方法・・・あるます
ココットロンド、賢く買うならこのお店がおすすめです♪


いつも長文・駄文にお付き合いくださりありがとうございます!

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2 件のコメント :

  1. 面白く、いえ、大変興味深く、拝見しています!
    最近、調理器具改革を行なっていて、こちらを見つけました。
    いくつか、実際自分が使っているもので、「その通り!」と思うものが多く、
    理論あり、文章の面白さあり!で、拍手です!

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  2. とっても参考になりました。それぞれのブランドの歴史から、23項目もの性能比較についても、それぞれの商品の特徴が良く理解出来ました。結果、私はストウブにしましたけどね。

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